「生成AI大賞2024」受賞結果発表。名古屋鉄道、3レイヤーでの生成AI活用がグランプリ
最終更新日:2024.12.19
一般社団法人Generative AI Japanと「日経ビジネス」が共同で、生成AIの優れた活用事例を表彰する「生成AI大賞2024」のグランプリ他各賞を決定しました。本年初開催となるアワードで、139件の応募の中から8件が表彰されています。
グランプリは、名古屋鉄道株式会社の「3レイヤーでの生成AI活用プロジェクト」が受賞しました。経営課題であるグループDXの一環として、生成AIを3段階の活用レベルを設けてツール整備と活用支援を実施しています。実務担当者が生成AIの有効性を認識し、サービス向上に直接寄与する活用を進めています。
特別賞は、Ubie株式会社の「生成AIが実現する、人的資本最大化による病院経営支援ソリューション」です。退院サマリの作成時間を42.5%効率化し、27%の心理的負担低減効果を有意に認められています。また、弁護士ドットコム株式会社の「誰でも法律相談ができる社会へ。生成AIを活用したAI法律相談チャットサービス」も受賞しました。138万件以上の相談データを生成AIに学習させた日本初のAI法律相談チャットサービス「チャット法律相談」を提供しています。
優秀賞には、NECビジネスインテリジェンス株式会社の「生成AIで切り拓く! 業務改革の新時代」、株式会社セブン&アイ・ホールディングスの「生成AI+RPAで販促メールの制作工数を年間約1万時間削減」など、5団体の取り組みが選出されました。
一般社団法人Generative AI Japanは、産学連携で生成AIの活用促進やルール・ガイドラインの整備を行い、日本の産業競争力向上を目指して2024年1月に発足した団体です。