厚生労働省「第16回 労働基準関係法制研究会」12月24日(火)開催
最終更新日:2024.12.24

厚生労働省が12月24日(火)に「第16回 労働基準関係法制研究会」を開催しました。報告書の中で、労働基準関係法制の課題について報告されました。労働時間の情報開示の促進や、連続勤務日数の制限の検討など、長時間労働の是正などが提示されています。
キャリアチェンジや副業・兼業等によるキャリアの複線化が進み、ライフステージ・キャリアステージに合わせた働き方の選択を求める労働者の増加や、AIやアルゴリズムによる労務管理のデジタル化等の進展に伴い、労働者性の曖昧さが増大していることが言及されました。また、テレワーク時の新たなみなし労働時間制の導入可否の検討や、家事使用人への労働基準法の適用、管理監督者等に対する健康・福祉確保措置の検討に関しても示唆しています。
中長期的に検討を進めるべき事項について、国内外の実態把握や国際的な動向の把握を進めつつ、引き続き学術的な検討を進めることが必要だと考えが示されました。