ミドル世代の転職10年で約6倍-リスキリングだけでなく経験の棚卸し重要(リクルート調べ)
最終更新日:2025.03.27

株式会社リクルートは3月25日、「ミドル世代の転職動向」について2024年12月までのデータをまとめ、公開しました。2024年7月4日発表の「個人のキャリアに関する日米比較」と2024年9月30日発表の「ミドル世代の転職動向」のデータを更新しまとめたものです。
本調査によると、40~59歳のミドル世代の転職が10年で約6倍に伸長していることが明らかになりました。日本の労働力人口の半数近くを40代・50代が占めており、少子高齢化の進行によりその割合は今後さらに増加する見込みです。特に50代の転職者数の伸びが顕著で、かつての「35歳転職限界説」は過去のものになりつつあるようです。
リクルートエージェントのキャリアアドバイザー 秋吉氏は、「リスキリングという言葉も徐々に浸透していますが、ミドル世代の方は経験の棚卸しをしっかり行うことで新しいチャレンジの機会を得ている方も多い」と指摘しています。また、経験の棚卸しは過去数年だけでなく、数十年単位まで振り返ることが重要だと強調しています。