AI活用スキルが評価・昇進を左右 管理職の68%が「評価と実力の乖離」を懸念
最終更新日:2026.07.06
AIの業務活用が広がるなか、その巧拙が人事評価や昇進を左右し始めている。SHIFT AIが全国の管理職・経営層271名に実施した調査から、評価の公平性をめぐる新たな不安が浮かび上がった。
ニュースの概要
SHIFT AIは2026年6月16〜22日、全国の25〜69歳の管理職・経営層271名を対象に、職場のAI活用に関する意識調査を実施した。
結果によると、AI導入に伴う懸念として「評価と実務能力の乖離」を挙げた回答が67.9%にのぼり、「評価が不公正になる可能性」も44.6%が指摘した。
昇進への影響では「AIスキル格差」を懸念する声が39.5%で最も多く、「IT・データ利活用スキル」の33.2%が続いた。
AIを使いこなせる人材とそうでない人材の間で、処遇の差が広がることへの警戒感がうかがえる。導入段階の課題としては「導入方法が不明確」が32.8%で最多となり、「経営層のAI関連知識の不足」が44.6%、「組織的なAIスキル学習体制の不備」が42.4%と続いた。
企業規模による差も大きく、従業員50名以下では導入課題を感じる割合が65.1%に達したのに対し、1000名以上では39.6%にとどまり、中小規模ほど支援体制の遅れが目立つ結果となった。
リスキリングドットコムの見解
AIスキルが評価や昇進に直結し始めた今、リスキリングドットコムとしては、企業が「学びの機会の公平性」をどう担保するかが問われていると考えます。
一部の社員だけがAIを習得し格差が固定化すれば、組織全体の納得感は損なわれます。まずは管理職・経営層自身が基礎的なAIリテラシーを身につけ、評価者としての目線を揃えることが重要です。
そのうえで、全社的な学習体制と、AI活用を公正に評価する基準づくりを並行して進めることが求められます。



