グッドキャリア企業アワード2026、15社決定 大賞に大阪ガスや社員35人の卸など 厚労省

最終更新日:2026.10.30

厚生労働省は2026年10月30日、社員の自律的なキャリア形成を支援する模範的な企業を表彰する「グッドキャリア企業アワード2026」の受賞企業15社を発表しました。

大賞には大阪ガスや従業員35人の卸売業など5社が選ばれ、企業規模を問わない顔ぶれとなりました。

ニュースの概要

「グッドキャリア企業アワード」は、従業員の自律的なキャリア形成支援に取り組む企業を表彰し、その理念や取り組みを広く発信することで、キャリア形成支援の重要性を社会に広めることを目的とした厚生労働省の表彰制度です。

今回は全国から90社の応募があり、有識者で構成する審査委員会が15社を選定しました。

厚生労働大臣表彰にあたる「大賞」は、大阪ガス(ガス業・1,303人)、ササキ(山梨県韮崎市・電気機械器具製造業・347人)、PHONE APPLI(情報サービス業・240人)、パナソニック オートモーティブシステムズ(電気機械器具製造業・3,999人)、近松商会(岐阜市・各種商品卸売業・35人)の5社です。

人材開発統括官表彰の「イノベーション賞」には、日本航空、日本電気(NEC)、NTTドコモビジネスエンジニアリング、P&Gジャパンといった大手に加え、和歌山県の林業会社(30人)、群馬県の設備工事会社(14人)、滋賀県や東京都の福祉・保育法人など10社が選ばれました。

業種も製造、IT、航空、林業、福祉と幅広く、従業員14人から2万人超までの企業が並んでいます。

表彰式は11月26日、東京・九段会館テラスで開かれる「あなたのリスキリングアクション キックオフフォーラム2026」の中で行われる予定です。

同省は11月を「人材開発促進月間」と定めており、各社の取り組み概要は同省サイトで公開されています。

リスキリングドットコムの見解

リスキリングドットコムとしては、今回の受賞企業に従業員14人や35人の中小企業が名を連ねた点に注目しています。

キャリア形成支援というと、大企業の人事部が専用の制度や研修体系を整えるイメージを持たれがちです。しかし受賞の顔ぶれは、規模にかかわらず社員一人ひとりの将来に向き合う姿勢そのものが評価され得ることを示しているように見えます。

人手不足のなかで若手の早期離職や管理職志向の低下が課題となる今、キャリア面談や学び直しの機会を通じて「この会社で成長できる」と実感してもらうことは、定着と採用の双方に効くと考えます。

自社に近い業種・規模の受賞企業の取り組み概要を読み、まずは一つでも取り入れられる施策を探すところから始めることが重要です。

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