学ぶ手段は「生成AI」が57.3%で最多 判断力・マネジメントは対人・対面が7〜8割 SMBCコンサル調査
最終更新日:2026.11.04
SMBCコンサルティングは2026年10月29日、「2026年働く人の学びに関する調査」の結果を発表しました。
仕事の知識・スキルを学ぶ手段は「生成AI」が最多となった一方、判断力やマネジメントの学びでは「対人・対面」を選ぶ人が多い結果です。
ニュースの概要
調査によると、仕事で生成AIを「ほぼ毎日」使う人は43.1%、「週に数回程度」は26.3%で、合わせて69.4%が週に数回以上利用しています。
過去3か月に仕事の知識・スキルを学んだ手段では、「生成AI」が57.3%で最多となり、「Web検索・Web記事」の40.4%を上回りました。
学ぶ内容ごとに最適だと思う方法を1つ選んでもらうと、結果は分かれました。基礎知識の習得では「生成AI」が38.6%で最多です。
判断力・意思決定力では「上司・同僚」が38.3%、マネジメント・部下育成では「対面型研修」が39.0%で、それぞれ最多でした。
「対面型研修」「上司・同僚」「社外の専門家」を合計した「対人・対面」の割合は、判断力・意思決定力で73.8%、マネジメント・部下育成で81.4%にのぼります。
仕事で生成AIを週数回以上使う2,530人に絞っても、基礎知識は生成AIが46.7%、判断力は対人・対面が72.4%、マネジメントは81.5%と同様の傾向でした。
調査は2026年8月19日から9月30日に、SMBCビジネスセミナー「みんなの研修」の対面型セミナー受講者を対象に紙のアンケートで実施し、3,706件を集計しています。
研修受講者が対象のため、全国の就業者を代表するものではなく、学習方法の効果を比較したものでもないと、同社は断っています。
リスキリングドットコムの見解
リスキリングドットコムとしては、「何を学ぶかによって、適した学び方が異なる」という点が人材育成の設計に示唆を与える調査だと考えます。
基礎知識は生成AIで手軽に身につけ、判断力やマネジメントは上司・同僚との対話や対面研修で磨く、という組み合わせは、研修計画を立てる際の一つの考え方になります。
生成AIを使えば学習の入り口は広がりますが、判断力やマネジメントの学びでは対人・対面を重視する回答が多い点は見逃せません。
なお、本調査の回答者は対面型セミナーの受講者に限られます。自社の社員にそのまま当てはまるとは限らないため、傾向をつかむ参考にとどめ、社内アンケートなどで確かめることが重要です。



