生成AI「停止で業務に影響」6割超 AI依存時代の人材育成とリスキリング

最終更新日:2026.06.25

生成AIを業務で使う人の6割超が「使えなくなると業務に影響が出る」と回答――AIが効率化ツールから判断を支えるパートナーへと変わりつつある実態が、最新の調査で示されました。

ニュースの概要

株式会社サイバーセキュリティクラウドは2026年6月18日、業務で生成AIを利用する会社員360名を対象とした「生成AI利用実態調査2026―生成AI利用依存傾向―」(調査期間:6月2〜4日)の結果を公表しました。

生成AIが使えなくなった場合に「業務に影響が出る」と答えた人は65.3%に達し、内訳は「大きな影響が出る」24.7%、「業務がほぼ止まってしまう」3.6%などとなっています。

また、自らを「AI依存」と自覚する人は43.6%にのぼり、年代別では20代が50.5%と最も高く、30代48.1%、40代40.6%、50代38.7%と、若い世代ほど依存意識が強い傾向がみられました。

20代では46.2%が「毎日利用している」と回答し、上司や同僚よりも生成AIの回答を参考にした経験がある人は合計で50%に達しています。

生成AIが単なる効率化の道具にとどまらず、日々の判断を支える存在へと位置づけを変えつつある状況がうかがえます。

その一方で、利用ルールやセキュリティ対策の整備が追いつかない職場も少なくなく、利便性とリスク管理をどう両立させるかが、企業にとって新たな論点として浮かび上がっています。

リスキリングドットコムの見解

リスキリングドットコムとしては、この結果は生成AI活用の浸透を示すと同時に、組織にとって新たな「依存リスク」を映し出していると考えます。

AIを前提に業務が回るほど、停止時の事業継続性や、社員自身の思考力・判断力の空洞化が課題になります。重要なのは、「AIを使いこなす力」と「AIの出力を検証し最終判断する力」を両輪で育てることです。

とりわけ依存意識の高い若手には、基礎スキルとAIリテラシーを同時に高める育成設計が求められます。人事・経営層には、利用ガイドラインの整備と、リスキリングを通じた人材の底上げを並行して進めることが求められます。

属人的なAI活用を組織の知見として共有する仕組みづくりも、今後の競争力を左右する要素になると考えられます。

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