米コミカレ4校がGoogle.org支援でAI人材育成 代替されない「人間の力」を実証
最終更新日:2026.07.03
AIに代替されにくい「人間ならではの力」をどう育てるか。米国で、コミュニティカレッジ4校がGoogle.orgの支援を受け、AI時代に対応した人材育成の実証に乗り出した。
ニュースの概要
米国の教育NPOエデュケーション・デザイン・ラボは2026年7月1日、実務体験型学習を手がけるRiipen、およびGoogle.orgと連携し、コミュニティカレッジ4校でAI人材育成プログラムを始めると発表した。
参加するのはコロラド州、ニュージャージー州、アーカンソー州、マサチューセッツ州の4校で、Google.orgが各校に1万ドルの実装助成金を提供する。
プログラムが重視するのは「AIフルーエンシー(AIを使いこなす力)」と「デュラブルスキル(持続的スキル)」の2つだ。
後者は創造性、問題解決力、対人スキルなど、AIでは容易に代替できない人間固有の能力を指す。企業と連携した実務ベースの学習機会を通じて、学生がAIに置き換えられるのではなく、AIを活用して価値を生み出せる人材へと育つことをめざす。
実証となるパイロットは2027年1月から8月にかけて実施される予定で、成果は他校への展開も見据える。
リスキリングドットコムの見解
この取り組みが示すのは、AI教育がツールの操作習得だけでは完結しないという視点です。リスキリングドットコムとしては、AIリテラシーと「人間ならではのスキル」を組み合わせて育てる設計に注目します。
日本でも産学連携によるリスキリングが進みますが、創造性や対人力といった代替されにくい能力を体系的に育む視点はまだ弱いのが実情です。
地域の教育機関と企業が実務体験でつながるこのモデルは、日本の人材育成にも示唆を与えます。



