管理職の65%が「マネジメント時間6割以下」 プレイング業務に忙殺、育成が課題
最終更新日:2026.07.12
管理職の多くがプレーヤー業務に追われ、本来のマネジメントに時間を割けていない実態が調査で浮かび上がった。
イベント・研修事業を手がける株式会社IKUSAが、管理職300名に実施した意識調査の結果だ。
ニュースの概要
株式会社IKUSAは、企業の管理職層300名を対象に実施した「マネジメントに関する意識調査」の結果を公表した。
それによると、勤務時間のうちマネジメント業務に充てる割合が「6割以下」と答えた管理職は65.0%に上り、多くの管理職がプレーヤーとしての実務とマネジメントの二役を担う「プレイングマネージャー」化している実態が明らかになった。
マネジメントで最もストレスを感じる場面としては、「言いにくいことのフィードバック」が50.3%で最多となり、部下への指導や評価に関わるコミュニケーションの難しさが浮き彫りになった。
一方で、最もやりがいを感じる瞬間は「チーム一丸となって目標を突破したとき」が54.7%で最多だった。今後強化したい取り組みでは、「業務効率化・DX推進」が50.7%で最も多く、「心理的安全性の醸成」が41.7%、「1on1の質の向上」が38.3%で続いた。
プレーヤー業務の負担を軽減しつつ、対話の質を高めてチームの力を引き出したいという管理職の課題意識がうかがえる結果となっている。
調査は2026年2月にインターネットで実施された。
リスキリングドットコムの見解
リスキリングドットコムとしては、この結果は管理職育成の焦点が「知識付与型の研修」から「時間と役割の再設計」へ移りつつあることを示していると考えます。
マネジメントに時間を割けない最大の要因はプレーヤー業務との兼務であり、単発の研修だけでは解決しません。
業務効率化・DXへの意欲が最も高い点は示唆的で、管理職自身がAIやデジタルツールを使いこなし、定型業務を圧縮することが、1on1や心理的安全性づくりといった「人にしかできない仕事」に時間を振り向ける前提になります。
管理職のリスキリングは、個人のスキルアップにとどまらず、チーム全体の生産性を左右する経営課題だと捉える視点が求められます。



