モチベーション管理システム、導入は12.5% 従業員の49%が自社状況を把握せず

最終更新日:2026.07.23

勤務先でモチベーション管理システムを導入していると答えた人は12.5%にとどまり、49.0%は自社の導入状況を「わからない」と回答しました。人的資本経営や従業員エンゲージメントへの関心が高まる一方、ツールの導入や社内認知は限定的な状況です。

導入済みは25人、予定なしは34.0%

プロトスター株式会社が運営する「起業LOG SaaS」は、2026年6月20日から23日、全国の会社員と会社経営者200人を対象にインターネット調査を実施しました。

勤務先でシステムを「導入している」と答えた人は12.5%の25人。「導入を検討中」は4.0%、「過去に導入していた」は0.5%でした。一方、「導入しておらず予定もない」は34.0%、「わからない」は49.0%でした。

モチベーションを下げる要因は、「給与・待遇への不満」が46.0%で最多。「職場の人間関係」37.5%、「仕事にやりがいを感じない」20.5%が続きました。

システム選定で重視する項目では、「社員の回答のしやすさ・負担の少なさ」が39.0%となり、「導入実績・信頼性」38.5%、「料金・コスト」33.5%を上回りました。

満足度設問に回答した58人のうち、「満足」「やや満足」は計31.0%でした。「どちらともいえない」は55.2%で、効果を明確に評価できていない回答者も多いことが分かります。

なお、この58人は現在導入中の25人だけを対象とした集計ではありません。設問ごとに回答母数が異なるため、導入率と満足度を直接結び付けて解釈しない注意が必要です。

リスキリングドットコムの見解

モチベーション管理システムは、従業員の状態を把握する手段であり、導入そのものが職場改善につながるわけではありません。

重要なのは、調査の目的、結果を確認する責任者、改善策を実行する部門を事前に決めることです。管理職にも、数値を評価や監視に使うのではなく、対話のきっかけとして活用する力が求められます。

回答負担を抑え、結果を給与、働き方、人間関係、仕事の意義といった具体的な課題の改善につなげる運用設計が、ツールの効果を左右します。

本調査は200人を対象としたSaaS比較メディアによる調査であり、日本企業全体の導入率を示す統計ではない点にも留意が必要です。

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