IPAがDX推進指標をWebフォーム化 自己診断の結果を最短5分で確認

最終更新日:2026.08.04

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は2026年8月3日、企業が自社のDX推進状況を点検する「DX推進指標」の自己診断フォーマットを、Excel形式からWebフォームへ移行すると発表しました。

あわせて記入や提出の手順をまとめたガイダンス資料も新たに公開しています。

ニュースの概要

「DX推進指標」は、企業がDX推進における自社の課題や次に取るべきアクションを明確にするための自己診断ツールです。

経営ビジョンやビジネスモデルの策定状況を問う定性指標と、DX戦略の策定状況などを測る定量指標で構成されており、回答した企業はIPAへ結果を提出することで、他社と比較できるベンチマーク結果レポートを受け取れる仕組みになっています。

今回の発表では、この自己診断フォーマットがExcel形式からWebフォームへ切り替わることが示されました。

手元にExcelを用意する必要がなくなり、入力から提出までをブラウザ上で完結できるようになります。変更の効果として大きいのは、フィードバックまでの時間です。

これまでベンチマーク結果レポートは年2回の発行にとどまっていましたが、Webフォーム化後は提出からおよそ5分から10分程度で結果を確認できるようになる予定です。

移行スケジュールも示されました。現行のExcelフォーマットの受付は8月26日から8月31日にかけて停止され、Webフォームは8月下旬から9月上旬に公開される見込みです。

4月3日から8月25日までに現行フォーマットで提出した企業は、Webフォームの公開時にベンチマーク結果レポートを確認できるとしています。

IPAは、提出前にガイダンス資料へ目を通すことを推奨しています。

リスキリングドットコムの見解

リスキリングドットコムとしては、今回の変更で最も注目すべきは「診断から結果までのリードタイムが数か月から数分になる」という点だと考えます。

自己診断は、提出したまま結果を待つうちに関心が薄れ、実際の打ち手につながらないまま終わってしまうことが少なくありません。

結果が即座に返るようになれば、経営会議や人材戦略の検討にその場で持ち込めるようになり、改善のサイクルを回しやすくなります。

DXの成否は、システム投資だけでなく、それを担う人材をどう育て、どこに配置するかによって決まります。自社の立ち位置を他社比較で客観的に把握できる材料は、リスキリング施策の優先順位を経営層と人事部門が同じ土台で議論するうえで有効です。

現行フォーマットの受付が8月末に停止される点もあわせて、社内の担当部門で早めに確認しておくことが重要です。

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