定年まで勤める前提なし、若手社会人9割超 不安は「待遇」から「将来の方向性」へ
最終更新日:2026.09.17
パーソルキャリアの転職サービス「doda」は2026年9月16日、大学生と若手社会人812人を対象にした調査結果を公表しました。
新卒入社の会社で「定年まで勤める」と答えたのは大学生15.3%、若手社会人6.3%にとどまりました。
ニュースの概要
調査は2026年7月24日〜29日にインターネットで実施されました。対象は、就活中で生成AIを活用している大学3・4年生と修士1・2年生412人、従業員50人以上の企業に勤め、仕事で生成AIを活用している社会人歴1〜3年の若手社会人400人です。
ファーストキャリアで働く想定期間は、大学生が「5年以上(定年までを除く)」、若手社会人が「3〜5年」で最多でした。
「3年未満」を想定していた若手社会人の割合は大学生の約2.2倍です。一方で、若手社会人の約4割は実際の勤続が「想定より長い(長くなる予定)」と回答し、理由には職場の人間関係や業務との相性が多く挙がりました。
社会人として活躍するために重要なことは、両者とも「コミュニケーション力」が1位でした。大学生は「学び続ける力」が3位で若手社会人を7.6ポイント上回り、若手社会人は「職種とのマッチ度」が4位に入りました。
キャリアの相談相手では、大学生の2位が「生成AI」で、若手社会人を12.9ポイント上回りました。若手社会人が社会人になってから感じるようになった不安のトップは「このまま今の仕事を続けてよいかわからない」で、全体の3割を占めています。
同社は、不安の中心が就活時の待遇面から将来の方向性へ移っているとみています。第2弾「AI時代の仕事・スキル編」は9月29日に公開予定としています。
リスキリングドットコムの見解
リスキリングドットコムとしては、「定年まで勤める前提ではない」若手が多数派である一方、約4割が想定より長く働いている点に注目しています。
辞めるかどうかは入社前の意向だけで決まるものではなく、入社後の環境や成長実感に左右されうることを示す結果と受け止めています。
入社1〜3年目の不安が「今の仕事を続けてよいか」に移っていることを踏まえると、企業には定期的なキャリア面談や社内公募、学び直しの機会を通じて、社内で描ける将来像を具体的に示すことが求められます。
なお、本調査の回答者は生成AIを活用している学生・若手社会人に限られており、同世代全体の傾向とは異なる可能性がある点には留意が必要です。



