次期学習指導要領の審議まとめ、意見公募を開始 11月5日まで 文科省

最終更新日:2026.10.06

文部科学省は2026年10月6日、中央教育審議会がまとめた「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」について、パブリック・コメント(意見公募)を始めたと発表しました。

募集期間は10月6日14時から11月5日23時59分までで、e-Gov電子政府ポータルの専用フォームから意見を提出できます。

同省は、令和10年度以降に実施する次期学習指導要領に向け、基本的な方向性と各教科の改善策を示したものだと説明しています。

8月31日に示された審議まとめ案については、共同通信系の報道で、教育でのAI活用を学習指導要領に初めて明記する方向と伝えられました。

同報道によると、小中学校段階から「情報」を教科として組み込み、中学校の技術・家庭科は「情報・技術科」と家庭科に再編する案です。

小学校の総合的な学習の時間は「総合的な探究の時間」に改称し、「情報の領域」を新設するとされます。学校の裁量でこま数を調整できる制度も盛り込まれています。

先行実施は小学校が2028年度、中学校が2029年度の見通しです。高校卒業までにAIやデータサイエンスを使いこなすレベルを目指す、とも報じられています。

リスキリングドットコムの見解

以下は当編集部の見解です。義務教育の段階で情報活用能力を土台に据える方針が固まれば、将来の新入社員のAIスキルの前提が変わる可能性があります。

ただし、こうした世代が職場に入るのは先の話です。当面の社会人は、リスキリングでAI活用力を自ら補う必要があります。

企業の人材育成担当者にとっては、数年後の新人の基礎スキルを見据え、研修内容の段階設計を考える材料になるでしょう。

意見公募の内容と最終案の動向を引き続き確認したいところです。

出典元

文部科学省「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」に関するパブリック・コメント(2026年10月6日)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01690.html

参考:授業でのAI活用、初めて明記 小中教科に「情報」、指導要領案(共同通信配信・2026年8月31日)
https://kumanichi.com/articles/2030770