AI資格の比較【2026年最新】G検定・生成AIパスポート・E資格の違いと選び方
最終更新日:2026.10.08
社員にAIの資格を取らせたいが、G検定・生成AIパスポート・E資格のどれを選べばよいのか迷う、という声は少なくありません。
結論から言うと、全社員の土台づくりは「生成AIパスポート」、AI全般の知識を持つ推進役は「G検定」、開発を担う人材は「E資格」と役割で使い分けるのが基本です。
ここでは公式情報をもとに3資格を比較します(2026年10月時点)。
AI資格は「誰に何をさせたいか」で選ぶ
AI関連の資格は、大きく「業務で使う人向け」と「実装する技術者向け」に分かれます。受験者の層も出題内容も違うため、知名度だけで選ぶと、現場の業務と資格の範囲が合わないことがあります。
まず、対象者を決めることが出発点です。
3資格の比較表
| 項目 | 生成AIパスポート | G検定 | E資格 |
|---|---|---|---|
| 主な対象 | 生成AIを業務で使う全社員 | AI全般を理解したい推進者・企画職 | ディープラーニングを実装する技術者 |
| 受験料(税込) | 一般11,000円/学生5,500円 | 一般13,200円/学生5,500円 | 一般33,000円/会員27,500円/学生22,000円 |
| 形式 | オンライン、60分・60問 | オンライン100分・145問程度(会場は120分) | 指定会場、120分・100問程度 |
| 実施回数 | 2・4・6・8・10月の年5回 | オンライン年6回(2026年は11月6・7日が最終) | 2026年は3月と8月の2回 |
| 受験資格 | 特になし | 特になし | JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了 |
※受験料・日程は各主催団体の公式サイトの記載にもとづきます。申込前に必ず最新情報をご確認ください。
それぞれの特徴
生成AIパスポートは、生成AIのリスクを予防することを掲げる、AI初心者向けの試験です。2026年4月実施分の受験者は9,436名、合格者は7,487名、合格率は79.35%と報じられています。
比較的取り組みやすく、全社員の基礎づくりに向きます。
G検定は、人工知能の基礎や機械学習、ディープラーニングといった技術分野に加え、個人情報保護・著作権・AI倫理などの法律・倫理分野も出題範囲です。
自宅受験できるオンライン形式があり、年6回と受験機会が多い点も実務向きです。
E資格は、受験前にJDLA認定プログラムの修了が必要で、受講費用と学習時間の確保が前提になります。2026年3月の回は1,317名が受験し、911名が合格しています。
対象者を絞って投資する資格といえます。
企業が選ぶときの3つの注意点
第一に、目的を先に決めること。「全社員のリスク理解」なのか「推進役の育成」なのかで選ぶ資格が変わります。
第二に、段階を踏むこと。まず基礎資格で土台を作り、必要な人だけ上位へ進めると無駄が出にくくなります。第三に、受験を目的化しないこと。
資格取得後に業務でAIを使う場面がなければ、知識は定着しません。社内のAI活用ルールや実務課題とセットで運用することが重要です。
受験費用の支援は、助成金や資格取得支援制度の対象になる場合があります。対象や要件は制度ごとに異なるため、最新は公式で確認してください。
リスキリングドットコムの視点
(以下は当編集部の見解です)AI資格は、取得そのものよりも「何のために取らせるか」を示せるかが成否を分けると考えます。
まず生成AIパスポートのような入口の資格で全社の共通言語をつくり、その中からG検定、さらにE資格へ進む人を選ぶ、という階段設計が現実的ではないでしょうか。
資格は学びの手段のひとつです。業務の中で使い、振り返る機会を併せて設けることが、リスキリングとして定着させるポイントだとみています。
出典元
日本ディープラーニング協会(JDLA)G検定
日本ディープラーニング協会(JDLA)E資格
一般社団法人生成AI活用普及協会 生成AIパスポート 試験概要
@IT「生成AIパスポート」って、何?(2026年6月25日)



