インソース、AI時代の人材育成調査を発表 育成・活躍の4項目で組織成果の約7割を説明

最終更新日:2026.10.21

インソース総合研究所は2026年10月16日、「AI時代に必要な人材(ネオゼネラリスト)の育成に関する調査」の報告書を発表しました。

人材の育成・活躍に関する4項目で、組織パフォーマンスのばらつきの約7割を説明できたとしています。

ニュースの概要

調査はインターネットで実施され、スクリーニング調査では全国の20歳以上の会社員と経営者・役員3,832人が対象でした。

本調査では、人事・人材育成・研修の業務を現在または1年以内に担当していた人のうち、有効回答809人を集計しています。

実施期間は2026年7月です。

AI・デジタル化への対応を急務と考える企業ほど、重視する能力が高い傾向がみられました。AI活用力を重要とした割合は、急務と考える群で63.0%、そうでない群で39.1%でした。

ニーズ翻訳力も64.8%と41.6%で、いずれも20ポイント超の差が出ています。

職種を超えて重要な能力として「越境意志」と「翻訳力」を挙げています。「継続的に育成されている」「各部門で活躍している」など4項目は組織パフォーマンスと正の関連があり、約7割を説明できたとしています。

ただし相関に基づく分析であり、因果を示すものではないと注記されています。

報告書は、AIツールの操作習得にとどめず、構想・対話・判断・実行を一体で育てることが求められるとしています。

リスキリングドットコムの見解

以下は当メディアの見解です。AI研修というとツールの使い方に目が向きがちですが、今回の調査はAI活用力と並んで「翻訳力」や判断力が重視されている点が特徴的だと受け止めています。

リスキリングドットコムとしては、研修を単発の講座で終わらせず、現場での実践や変革プロジェクトへの参加と組み合わせて設計することが重要と考えます。

一方で「約7割を説明」は相関に基づく結果であり、育成すれば業績が上がると読み取ることはできません。また、調査対象は人事・育成担当者の回答である点にも留意が必要です。

自社の状況に照らして活用する姿勢が求められます。

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