2040年の日本のIT人材、不足が最大73.3万人、需要は最大228.0万人に(ヒューマンリソシア株式会社調べ)
最終更新日:2024.11.29
ヒューマンリソシア株式会社が発表した「2040年のIT人材予測レポート(2024年版)」によると、2040年には日本のIT人材が最大73.3万人不足すると推計されました。
経済成長や情報化投資額に応じて、「ベースシナリオ」及び「高成長シナリオ」の2つのシナリオで試算されました。「ベースシナリオ」は現在の経済成長率が継続すると仮定したもので、「高成長シナリオ」は経済成長率がより高くなると想定したものです。
「ベースシナリオ」では2040年に31.4万人、「高成長シナリオ」では73.3万人の不足が予測されています。一方、IT人材の需要は2040年に「ベースシナリオ」で186.1万人、「高成長シナリオ」では最大228.0万人に達すると試算されました。
IT就業者数は新卒や転職による増加傾向が続くものの、他職種への転職や定年による離職増加により2036年頃から減少に転じると予測されています。世界的にはIT就業者の増加が加速しており、米国では年16%増、インドでは年36%増となっています。
この人材不足に対応するため、リスキリングを含むIT/情報教育の強化が不可欠です。新規就職者が10%増加し離職者が10%減少した場合、2040年の人材不足は73.3万人から55.5万人に縮小すると試算されており、多方面からのIT人材確保の取り組みの重要性が示されています。
ヒューマンリソシアは、1988年創業の総合人材サービス会社で、全国27拠点で人材派遣、紹介、業務受託サービスを展開しています。