dodaの転職市場予測レポート、GX人材需要増でミドルシニアのリスキリング期待

最終更新日:2024.12.20

「岡山県内の企業、リスキリング「言葉も知らない」約3割、最多は「取り組んでいない」42.5%(帝国データバンク調べ)」記事のイメージ図

パーソルキャリア株式会社が「2025年 ミドルシニアの転職市場予測レポート」を、2024年12月19日(火)に発表しました。転職サービス「doda」のデータや実態をもとに、2025年のミドルシニア層(40代~60代)における転職市場とトレンドの予測をまとめたものです。

2025年は転職市場が活発化する”ミドルシニア元年”になると予想されています。2023年度の「doda」におけるミドルシニアの新規登録数は、2019年度と比べて約140%増加しており、この傾向は2025年以降も続くと見込まれています。50代、特に団塊ジュニア世代(1971年〜1974年生まれ)の転職希望者が増加する見込みで、役職定年などによる金銭面の不安がその背景に挙げられています。

GXや金融領域でミドルシニアの採用ニーズが高まると予想されています。脱炭素対応が求められる中小製造業では、省エネなどに知識・経験が豊富なミドルシニアをGX人材として採用するニーズが増えると見込まれています。さらに、GX関連の業務経験がなくとも、経理・会計、事業企画・経営企画の経験者は、脱炭素の経営計画への組み込みなどGX関連業務との親和性が高く、リスキリングを通じてGX人材として活躍できる可能性が示唆されました。また、企業規模問わず、製造業の現場経験がある人材においても、現場で脱炭素を推進していく素質があり、リスキリングを通じたGX分野での活躍期待が示されています。

2023年度に「doda」を利用し、金融業界から非金融業界へ転職したミドルシニアの人数は、2019年度比で約180%伸長したことが明らかになりました。大手金融機関との業務提携が進む非金融企業を中心に、金融業界出身のミドルシニアの採用ニーズが高まると予測されています。

パーソルキャリア株式会社は、転職サービス「doda」を運営する企業です。転職希望者と求人企業の最適なマッチングを提供しています。