AI学習で業務成果を上げた、企業で業務利用63.4%・個人学習36.6% (日本リスキリングコンソーシアム調べ)

最終更新日:2024.12.10

「AI学習で業務成果を上げた、企業で業務利用63.4%・個人学習36.6% (日本リスキリングコンソーシアム調べ)」記事のイメージ図

日本リスキリングコンソーシアムが、会員登録者のうちエンジニア職を除く5,694名を対象に、2024年9月10日〜10月2日に「AI学習に関する調査」を実施しました。AIスキル習得者2,731名のうち、76.9%が「AI技術への興味」をきっかけに学習を始めたと回答。2位は「業務効率化の必要性」(67.7%)でした。

一方、AIスキル習得者3,686名のうち「具体的な業務成果を上げられる」(=AI人材)は18.7%にとどまり、「成果はあがるが改善の余地あり」(39.3%)と「さらなる学習やサポートが必要」(34.5%)が70%超を占めました。

また、「業務において具体的な成果を上げることができる」と回答したのは、「所属企業・組織による導入で業務に利用」が63.4%、「個人的に利用」が36.6%でした。AIをオフィシャルに利用できる環境にある人は、個人的に利用している人に比べ、具体的な成果を上げやすい傾向が見られました。

さらに、「業務において具体的な成果を上げることができる」と回答した42.8%が31時間以上学習しています。「成果はあがるが改善の余地あり」の61.7%、「学習やサポートが必要」の71.1%は20時間未満の学習にとどまりました。

日本リスキリングコンソーシアムでAI関連のプログラムを受講したことがある924名へ聞いた、継続習得の課題は「時間確保」(52.1%)、「モチベーション維持」(38.9%)が上位。企業に求める支援は「学習費用負担」(59.8%)、「学習時間確保」(53.6%)、「実務でのAIスキル活用機会提供」(40.7%)でした。

日本リスキリングコンソーシアムは、国や自治体、企業が一体で「リスキリング」に取り組む新たな試みです。250以上の団体で構成され、1,500以上のプログラムを提供し、会員数は16万人以上にのぼります。