日本リスキリングコンソーシアム、AI人材育成方法論を提示した「AI人材育成白書」を発行

最終更新日:2024.12.10

「日本リスキリングコンソーシアム、AI人材育成方法論を提示した「AI人材育成白書」を発行」記事のイメージ図

日本リスキリングコンソーシアムが、AI人材育成の現状課題と解決策となる具体的かつ再現性のあるAI人材育成方法論を提示した「AI人材育成白書」を発行しました。

背景には、世界的なAI市場拡大に反し、日本企業のAI導入率が18か国中16位(24%)と低迷している現状があります。本書は、AIスキル習得と成果創出に必要な要素を可視化し、AI人材育成において企業・組織が取り組むべき事項を把握することを目的としています。

本書では、リスキリングに関心が高い、全国のコンソーシアム会員 約6,000名を対象としたAI学習に関する調査結果が報告されています。また、日本企業を取り巻くAI利活用の環境や企業の事例など企業・組織がAI人材育成を実現するために必要な取り組みについて具体的に紹介しています。

さらに、AI人材育成に不可欠な3要素を基に構成される「AI人材育成サイクル」を提言しました。このサイクルは、個人の意欲、企業・組織の環境整備(ハード面)、成果につなげる仕組み(ソフト面)の3要素で構成されています。

日本リスキリングコンソーシアムは、国や自治体、企業など250以上の団体が参画し、全国的なリスキリング推進に取り組む組織です。会員数は16万人以上に達しています。