中小企業庁、補正予算に伴う「IT導入補助金」案内。12/20(金)公開
最終更新日:2024.12.23
経済産業省中小企業庁が2024年12月20日(金)に、補正予算成立に伴う「IT導入補助金」の案内情報を公開しました。IT導入補助金は、企業のIT導入・DXによる生産性向上支援を目的に、業務効率化やDX推進に向けたITツール等の導入費用を補助します。
「通常枠」では、生産性向上に資するITツール(ソフトウェア、サービス)の導入費用を支援します。クラウド利用料を最大2年分補助し、保守運用等の導入関連費用も対象です。補助額は、ITツールの業務プロセスが1〜3つまでの場合5万円〜150万円、4つ以上の場合150万円〜450万円となります。補助率は中小企業が1/2です。(最低賃金近傍の事業者は2/3)
「インボイス枠 インボイス対応類型」は、インボイス制度への対応に特化し、会計・受発注・決済ソフトに加え、PC・タブレット、レジ・券売機等のハードウェア導入費用も補助対象になります。補助下限がなく、安価なITツール導入も支援します。ITツールは1機能で最大50万円、2機能以上で最大350万円、PC・タブレット等は最大10万円、レジ・券売機等は最大20万円まで補助されます。補助率は50万円以下の場合3/4で、小規模事業者は最大4/5となります。50万円〜350万円の場合2/3、ハードウェア購入費は1/2です。
活用例として、通常枠では「勤怠・労務管理ツール」の導入による残業時間の3割削減、人事担当の作業効率が大幅に向上された例や、インボイス枠では「会計ツール」の導入により、インボイス発行作業が効率化され、バックオフィス全体の効率向上が挙げられています。
他にも、複数社連携IT導入枠、インボイス枠 電子取引類型、セキュリティ対策推進枠も設けられています。