経済産業省、リスキリングを含む「地域の人事部」で地域の人材課題を支援

最終更新日:2024.12.26

「経済産業省、リスキリングを含む「地域の人事部」で地域の人材課題を支援」記事のイメージ図
経済産業省公式サイト「地域の人事部」より引用

 

経済産業省は、地域の人材課題解決を目指す「地域の人事部」の取り組みを紹介する説明資料を公開しました。資料中で「中小企業をとりまく現状」として、中小企業の82.7%が「人材(確保・育成等)」を重要な経営課題と考えている一方で、約4割の企業に専任の人事・採用担当者がいない状況が指摘されました。こうした課題に対し、民間事業者等が地域の関係機関と連携して人材確保・育成・定着を支援する「地域の人事部」の取り組みが各地で広がっていると紹介されています。

「地域の人事部」の機能の一つで「地域で活躍する人材母集団の拡大」を掲げ、潜在的労働者の発掘(女性・高齢者など)が提示されました。取り組み内容として、人材の発掘・リスキリング、人材シェアリングなどが挙げられています。「地域の人事部」はその他、地域企業の採用コスト抑制や人事ノウハウの補完などの機能も期待されています。経済産業省は、地域経済の活性化につながる取り組みとしています。

「地域の人事部」は、経済産業省 経済産業政策局地域が推進する取り組みです。企業群と地域の関係機関が一体となり、将来の経営戦略実現を担う人材の確保・育成・定着を総合的に支援しています。

出典:経済産業省「地域の人事部」