生涯学習とは?具体例と始め方をわかりやすく解説

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最終更新日:2024.10.17

生涯学習とは 自らの意志で、生涯にわたって行う学習活動全般 生涯学習の5つのメリット: 01 個人の成長・自己実現 02 キャリアアップ・転職 03 地域社会への貢献 04 豊かな人間関係の構築 05 健康寿命の延伸 生涯学習の5つの具体例: 01 地域サークル活動への参加 02 オンライン学習プラットフォームの活用 03 大学の公開講座の受講 04 ボランティア活動への参加 05 資格取得のための学習

人生100年時代と言われる現代において、学びの重要性はますます高まっています。これまでのように、学校を卒業したら学びは終わりというわけではありません。

むしろ、社会に出た後も、常に新しい知識やスキルを身につけていくことが求められています。このような背景から注目されているのが「生涯学習」です。

生涯学習とは、生涯にわたって学習を続けることであり、年齢や職業に関係なく誰もが主体的に学び続ける姿勢を指します。

この記事では、生涯学習の定義や重要性をはじめ、具体的な学習方法や事例などをわかりやすく解説していきます。

生涯学習とは?

生涯学習とは、子供が学校で学習するような「義務教育」とは異なり、自らの意志で、生涯にわたって行う学習活動全般を指します。

用語 説明
生涯学習 自ら学び、自己を成長させていく活動のこと
リカレント教育 キャリアアップや再就職のために、学校などで一定期間、集中的に行う学習のこと
リスキリング 変化する社会やビジネス(DX)に対応するために、新しいスキルや知識を身につけること

 

生涯学習は、趣味や教養を深めることや、社会とのつながりを作ることを目的とするなど、学習の範囲や目的が広く、柔軟性が高い点が特徴です。

リカレント教育との違い

生涯学習と混同されやすい言葉に「リカレント教育」があります。

リカレント教育とは、学校教育から離れて社会人となったあとでも、生涯を通じて繰り返し教育を受ける機会を得ることを指します。

スウェーデンの経済学者ゴスタ・レーン氏が提唱し、その後同国の文部大臣で後に首相も務めたオロフ・パルメ氏が、1969年に開催されたヨーロッパ文相会議で言及したのをきっかけに広く知られるようになりました。

リカレント教育は、もともと「労働を一定期間したあとに、一度それをやめて学びを受け、学びを一定期間受けたら再び働く」というサイクルを指していましたが、日本では就労しながら学びを繰り返し受けるという意味でも用いられています。

リスキリングとの違い

リスキリングとは、従業員が企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するために必要な知識・経験を身につけてもらう施策を指します。

経済産業省が主体の「デジタル時代の人材政策に関する検討会」が公表している資料によれば、リスキリングは「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義されています(引用:リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流丨経済産業省)。

リスキリングは、スキル習得のために行われる個々人の学習のみを指すのではなく、それを通して企業がデジタル時代に対応できるようにするまでを含みます。

そのため、例えば、製造業の現場作業員に、DXに必要なITエンジニアに必要な教育だけではなく、学習後に実際に転身させることもリスキリングの必要な取り組みとなります。

生涯学習が重要視される背景

現代社会において、生涯にわたる学習が重要視されています。これは、社会構造や経済環境の変化が激しく、生涯にわたって学び続けなければ、社会の変化に対応することが難しくなっているためです。

具体的には、以下のような背景が挙げられます。

背景 説明
グローバル化 国境を越えた人材の移動や競争が激化し、高度な知識やスキルが求められている
IT化・技術革新 AIやIoTなどの技術革新が急速に進み、新しい技術や知識を習得することが不可欠になっている
少子高齢化・人生100年時代 平均寿命が延び、高齢者でも社会参加する機会が増加している。健康寿命を延伸し、豊かな生活を送るために、生涯にわたる学習が求められている
働き方の多様化 フリーランスや副業など、働き方が多様化しており、自分のキャリアを形成していくために、主体的に学び続けることが重要になっている

これらの背景から、生涯学習は、単なる個人のスキルアップだけでなく、社会全体の持続的な発展にも不可欠な要素として認識されるようになっています。

生涯学習のメリット

生涯にわたって学習を続けることは、個人と社会の双方に以下のような多くのメリットをもたらします。

  • 個人の成長・自己実現
  • キャリアアップ・転職
  • 地域社会への貢献
  • 豊かな人間関係の構築
  • 健康寿命の延伸

ここでは、個人が得られるメリットに焦点を当てて解説していきます。

個人の成長・自己実現

生涯にわたって学習を続けることは、自分の成長や自己実現に大きく貢献します。新しい知識やスキルを身につけることで、自信や能力を高め、自己肯定感を育むことができます。

自己成長は、人生における様々な場面で、より良い選択や行動を促進し、より豊かな人生を送るための原動力となるでしょう。

キャリアアップ・転職

生涯学習は、現在の仕事におけるキャリアアップや、新たな仕事への転職を希望する場合にも役立ちます。

現代社会では、AI技術の進歩などにより、求められるスキルや知識が常に変化しています。変化の激しい時代を生き抜くためには、積極的に新しいスキルや知識を身につけることが重要です。

生涯学習を通して得られたスキルや知識は、転職活動時における自己PRの材料として効果を発揮します。企業は、常に新しい知識やスキルを学び続ける意欲のある人材を求めています。

積極的に自己啓発に取り組む姿勢を示すことは、採用担当者への好印象へと繋がります。

学習内容例 キャリアアップ・転職
専門知識・スキル 専門性を活かしたキャリアアップ、専門性の高い職種への転職
語学力(英語など) グローバル企業への転職、海外赴任の可能性
ITスキル IT業界への転職、社内システム担当への配置転換
コミュニケーション能力 管理職への昇進、チームワークを必要とする職種への転職

地域社会への貢献

生涯学習は、個人の成長だけでなく、地域社会への貢献にも繋がります。

例えば、以下のような活動を通じて、地域社会に貢献することができます。

活動例 説明
子ども食堂の運営 貧困問題の解決に貢献できる
地域のお祭りやイベントの企画・運営 地域の活性化に貢献できる
高齢者のための学習支援 デジタルデバイドの解消に貢献できる
防災ボランティアへの参加 防災意識の向上や災害時の対応力強化に貢献できる

 

これらの活動を通して、地域の人々との繋がりを作り、地域社会に貢献することが可能です。また、地域課題の解決や活性化に携わることで、自分の成長にも繋がるでしょう。

豊かな人間関係の構築

生涯学習は、新しいコミュニティへの参加や共通の趣味を持つ仲間との出会いを通じて、豊かな人間関係を築く機会を与えてくれます。

メリット 説明
多様な価値観に触れる機会 異世代交流や異なる文化圏の人との交流を通して、視野を広げ、多様性への理解を深めることができる
共通の趣味を持つ仲間との出会い 写真、音楽、スポーツなど、共通の趣味を通じて、年齢や職業を超えた横のつながりを作ることができる
地域社会とのつながり 地域活動への参加を通じて、地元への愛着を深め、地域社会に貢献することができる

生涯学習を通して得られた人間関係は、人生をより豊かに彩り、心の支えにもなってくれるでしょう。

健康寿命の延伸

生涯にわたって学習することは、健康寿命の延伸にもつながると言われています。学習活動を通して、脳を活性化させたり、生活習慣を改善したりすることで、心身ともに健康な状態を長く保つことができるのです。

学習活動 効果
語学学習 脳の認知機能の維持・向上
旅行 新しい発見や刺激によるストレス軽減
サークル活動 人との交流による社会性の維持・向上

これらの活動を通して、生活にハリが出て意欲的に過ごせるようになることで、健康寿命の延伸に繋がると期待できます。

生涯学習の種類

生涯学習は、学習形態や学習分野によって、さまざまな種類に分類できます。

学習形態による分類

生涯学習は、どこで、誰と学ぶかによって、大きく4つの形態に分類できます。

学習形態 説明
家庭における学習 家庭で読書をしたり、家族で話し合ったりする中で行われる学習
学校における学習 学校教育法に基づく学校(小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校など)で行われる学習
社会における学習 公民館や図書館などの社会教育施設や、地域サークルなどで行われる学習
企業における学習 企業が従業員に対して行う研修や、従業員が自主的に参加する勉強会など

これらの学習形態は、必ずしも明確に区別されるものではなく、組み合わせて行われることも少なくありません。例えば、企業で習得した専門知識を活かして、地域ボランティア活動に参加するといったケースが考えられます。

学習分野による分類

生涯学習で学ぶことができる分野は多岐に渡ります。ここでは、代表的な例として4つの分野を紹介します。

学習分野 内容例
語学 英語、中国語、フランス語など
ITスキル プログラミング、Webデザイン、データ分析など
資格取得 ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士など
趣味・教養 音楽、美術、歴史、スポーツなど

語学学習は、海外旅行や異文化理解を深めるだけでなく、ビジネスシーンでも役立ちます。ITスキルは、現代社会において必須のスキルとなりつつあり、習得することでキャリアアップや転職にも有利になります。

資格取得は、自分のスキルアップやキャリアチェンジに繋がるだけでなく、就職・転職活動においても強みになるでしょう。趣味・教養を深めることは、人生を豊かにし、心のゆとりを生み出すことに繋がっていきます。

このように、生涯学習で学ぶことができる分野は多岐に渡り、自分の興味関心や目的に合わせて自由に選択することができます。

生涯学習を始めるには?

生涯学習をスムーズに始めるために、以下の3つのポイントを押さえましょう。

ポイント 具体的な内容
① 目的・目標の設定 何を学びたいか、どんな自分になりたいかを明確にする
② 学習方法・場所の選択 自分に合った学習スタイルや環境を選ぶ
③ モチベーション維持 継続するための工夫や工夫を取り入れる

目的・目標の設定

生涯学習を始めるにあたって、まずは「何のために学ぶのか」「どんな自分になりたいのか」を明確にしましょう。

目的や目標が定まっていなければ、学習意欲の維持が難しく、途中で挫折してしまう可能性があります。具体的な目標設定のコツとしては、以下の点が挙げられます。

目標例 具体的な内容
短期目標 3ヶ月後に英会話で簡単な自己紹介ができるようになる
中期目標 1年後にTOEICで600点取得する
長期目標 3年後に海外赴任のチャンスを得る

このように、目標を期間別に設定することで、計画的に学習を進めることができます。

また、目標達成までのプロセスを細かく分割し、それぞれのステップで「何を」「いつまでに」「どのように」達成するかを具体的に決めることで、より行動に移しやすくなります。

目標は高すぎず、現実的に達成可能な範囲で設定することが重要です。

学習方法・場所の選択

生涯学習を始めるには、自分に合った学習方法や場所を選ぶことが重要です。

大きく分けて「公的機関」「民間サービス」「オンライン学習」の3つの選択肢があります。

選択肢 特徴 具体的な例
公的機関 低価格で質の高い講座が多い 公民館、図書館、博物館
民間サービス 専門性の高い講座や、趣味に特化した講座が多い カルチャースクール、英会話教室、資格取得予備校
オンライン学習 インターネット環境があれば、いつでもどこでも自分のペースで学習できる オンライン学習プラットフォーム、大学等のオンライン講座

それぞれの特徴を比較し、自分のライフスタイルや学習目標に最適な方法を選びましょう。

例えば、費用を抑えたい場合は公的機関の講座、仕事や家事の合間に学びたい場合はオンライン学習、より専門性の高い内容を学びたい場合は民間サービスの利用を検討する、といった形です。

公共施設

生涯学習に活用できる公共施設には、以下のようなものがあります。

施設の種類 特徴
図書館 書籍や雑誌の閲覧だけでなく、データベースの利用やイベントなども開催されていることが多い
公民館・文化会館 スポーツや文化活動、生涯学習講座など、地域住民の交流の場として利用されている
博物館・美術館 歴史や文化、芸術に触れることができる
大学 公開講座やセミナーなど、専門性の高い学びの機会を提供している
生涯学習センター 生涯学習を目的とした専門の施設で、講座やセミナー、イベントなどが開催されている

これらの施設は、比較的安価で利用できることが多いのも魅力です。施設によっては、無料講座やイベントなども開催されています。

民間サービス

民間企業が提供する生涯学習サービスは、近年その種類を増やしており、自分に合った学習方法を見つけやすいという特徴があります。

サービス名 特徴
通信教育 自分のペースで学習を進められる 資格取得、語学学習、プログラミングなど
オンライン学習プラットフォーム インターネットを通じて多様な講座を受講できる Udemy、Schoo、gaccoなど
スキルアップセミナー 実務に役立つスキルを短期間で習得できる ビジネススキル、コミュニケーションスキル、ITスキルなど

これらのサービスは有料のものが多いですが、無料体験やキャンペーンなどを活用することで、気軽に試すことができます。自分に合ったサービスを見つけて、生涯学習を充実させましょう。

オンライン学習

インターネット環境とデバイスさえあれば、いつでもどこでも自分のペースで学習できる点がオンライン学習の魅力です。

近年では、無料または低価格で利用できるサービスも多く、生涯学習の手段として注目されています。

オンライン学習サービスの例 特徴
MOOC(Massive Open Online Courses) 世界中の大学などの講座をオンラインで受講できる
オンライン学習プラットフォーム プログラミングやデザインなど、専門スキルを学べる
動画学習サイト 語学やビジネススキルなど、幅広いジャンルの動画を視聴できる
eラーニング 企業研修など、組織内での学習に広く活用されている

これらのサービスを活用すれば、仕事や家事の合間時間を有効活用して、効率的に学習を進めることができます。

また、オンラインコミュニティやフォーラムに参加することで、他の学習者と交流したり、質問したりすることも可能です。

モチベーション維持のコツ

生涯学習を継続するためには、モチベーションを維持することが重要です。ここでは、具体的なコツを3つ紹介します。

コツ 説明
目標を明確にする なぜ学びたいのか、何を達成したいのかを明確化することで、学習意欲の向上につながる
仲間を見つける 共通の目標を持つ仲間と交流することで、モチベーションを高く維持することができる
ご褒美を設定する 学習の進捗に合わせて、自分にご褒美を与え、さらなる学習意欲につながる

生涯学習の具体例

生涯学習は、特別なものではなく、身近なところにたくさんあります。ここでは、具体的な例をいくつかご紹介します。

地域サークル活動への参加

地域で開催されているサークル活動に参加するのも、生涯学習の有効な手段の一つです。

共通の趣味や興味を持つ人々が集まり、共に活動することで、楽しみながら知識やスキルを身につけることができます。

活動内容 メリット
スポーツ 健康維持、体力向上、仲間作り
文化活動 芸術性や創造性の向上、スキルアップ
語学学習 コミュニケーション能力の向上、異文化理解
ボランティア 社会貢献、地域への貢献意識の向上、新しい出会いの創出

 

地域サークル活動は、比較的低価格で参加できる場合が多く、年齢や経験に関わらず始めやすいというメリットがあります。

 

また、地域住民との交流を通じて、新たな人間関係を築くこともできます。 地域コミュニティへの参加は、地域社会への貢献にも繋がり、自分の成長にも繋がるでしょう。

オンライン学習プラットフォームの活用

いつでもどこでも自分のペースで学習できるオンライン学習プラットフォームは、生涯学習を始めるにあたって非常に便利な手段です。

世界中の教育機関や企業が提供するオンラインコースや、個人が作成した教材など、その内容は多岐に渡ります。

プラットフォームの種類 特徴
MOOCs 大学レベルの講義を無料で受講できる
オンラインスキルシェア 専門的なスキルを習得できる実践的なコースが多い
オンライン学習サイト 語学やプログラミングなど、幅広い分野を学べる

無料のものから有料のものまで、様々なプラットフォームがあるため、自分の学習スタイルや予算に合わせて選ぶことができます。

大学の公開講座の受講

生涯学習の機会として、多くの大学が公開講座を実施しています。大学ならではの専門性の高い内容を、一般向けにわかりやすく学ぶことができます。

興味のある分野を深掘りしたり、新しい知識やスキルを身につけることができるでしょう。

メリット 説明
専門性の高い内容 各分野の専門家である教授や講師陣から、質の高い講義を受けられる
体系的な学習 テーマに沿って体系的に構成されたカリキュラムで学ぶことができる
最新の知見に触れられる 研究成果に基づいた最新の知見や動向に触れることができる
学びやすい環境 大学の施設や設備を利用して、集中しやすい環境で学習できる
人脈形成の可能性 同じ興味関心を持つ人たちとの出会いの場となり、人脈形成に繋がる可能性がある

大学の公開講座は、人文科学、社会科学、自然科学、語学、芸術など、幅広い分野を網羅しています。興味のある講座を見つけて、気軽に受講してみましょう。

大学によっては、オンラインで受講できる講座も用意されています。

ボランティア活動への参加

ボランティア活動への参加を通して、楽しみながら社会貢献や自己成長を実現できることも、生涯学習の大きな魅力です。

ボランティア活動は、地域社会の課題解決に貢献できるだけでなく、新しい知識やスキルを身につけたり、人との交流を通して視野を広げたりする貴重な機会となります。

活動分野 具体例 得られる学び
環境保全 地域清掃活動、植林活動 環境問題への意識向上、自然保護の知識・技術の習得
国際協力 開発途上国への支援、国際交流イベントの運営 異文化理解、国際協力の仕組みに関する知識
高齢者福祉 高齢者のためのレクリエーション活動、介護施設でのサポート 介護の知識・技術、コミュニケーション能力の向上
子育て支援 子ども食堂の運営、学習支援 子育てに関する知識、子どもとのコミュニケーション能力

資格取得のための学習

資格取得は、特定の分野における専門知識やスキルを証明し、自身のキャリアアップや転職、あるいは独立開業などに繋がる有効な手段となります。生涯学習の一環として、多くの資格取得を目指すことができます。

分野 資格例
ビジネス ファイナンシャルプランナー、簿記検定など
IT 基本情報技術者試験、応用情報技術者試験など
語学 TOEIC、実用英語技能検定など
医療・福祉 介護福祉士、保育士など

資格取得のための学習方法は、通学講座、通信教育、オンライン学習など、多岐に渡ります。自分に合った学習スタイルやペースで進められるものを選びましょう。

独学も可能ですが、専門的な知識や最新情報を効率的に学ぶためには、最新情報にアップデートされた講座を活用する方が効果的です。

まとめ

現代社会において、生涯にわたる学習の重要性はますます高まっています。 生涯学習は、単なる知識やスキルの習得にとどまらず、人生をより豊かにするためのプロセスと言えるでしょう。

新しいことを学ぶ喜びは、日々の生活に張りを与え、自己肯定感を高めてくれます。 また、学習を通して得た知識やスキルは、キャリアアップや転職、地域社会への貢献など、人生の様々な場面で役立ちます。

自分に合った学習方法を見つけることが、生涯学習を成功させる鍵です。

学習形態 具体的な例
家庭における学習 読書、通信講座、オンライン学習
学校における学習 大学、専門学校、公開講座
社会における学習ç サークル、ボランティア活動、公民館講座
企業における学習 社内研修、外部セミナー、資格取得支援制度

まずは、気軽に始められるものから挑戦してみてはいかがでしょうか。 

記事監修

古今堂 靖

一般社団法人日本リスキリングキャリアコンサルタント協議会 理事長

大学中退後、ホスト、ブライダル司会者、青果市場、旅行添乗員、長距離トラック運転手、警備員、レコード会社勤務等を経て、財団法人関西カウンセリングセンター勤務、心理カウンセラー、キャリアコンサルタント養成の傍ら、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会の立上げに参画して国家検定キャリアコンサルティング技能検定制度の創設に携わる。2024年3月に一般社団法人日本リスキリングキャリアコンサルタント協議会を立上げ、生成AI時代のリスキリングキャリアコンサルタントの養成を開始。