AIスキルアップ完全ガイド!初心者から学べるおすすめの学習方法&コツを紹介

AI

  • AI
  • スクール

最終更新日:2024.07.01

AIのスキルアップにおすすめの方法7選 書籍で知識を深める 書籍でAIに関する理論や活用方法を学ぶ オンライン講座で学習する ネット上にある動画講義や教材を通して学ぶ 対面型講座で学ぶ 講師からの直接指導で実践スキルを磨く 資格を取得する 資格取得の過程で、スキルを体系的に習得 実務に挑戦する AI関連の仕事を通じて実践的なノウハウを習得 競技イベントに参加する ハッカソン・コンペティションに積極的に参加する オリジナルAIを開発する 自身でテーマを設定してオリジナルAIを開発

2022年11月に生成AI「ChatGPT」が公開されて以降、AIをビジネスに活用することが一般的になってきました。それと同時に、AIに精通した人材への需要も急激に高まりを見せています。

AIに関連するスキルは、もはや一部の専門家だけではなく、あらゆるビジネスパーソンにとって必須のものになりつつあると言えるでしょう。

この記事では、AIスキルをこれから身につける人に向けて、具体的な学習方法やおすすめのツールなどをわかりやすく解説します。

AIスキルアップのメリット

近年、さまざまな業界が、業務効率化や新たなサービスの創出のためにAIを活用し始めています。

今までAIは一部の業界のみに導入されるにとどまっていましたが、「ChatGPT」などの汎用性のある生成AIの登場により、多くの企業がAIと協働しながら事業活動をするようになってきています。AIを使いこなせるようにならなければ生き残ることは難しい……という危機感が広がっているからかもしれません。

このような状況の変化に伴い、AIに精通したスキルを持つ人材への需要が高まっています。

そのため、AIスキルを習得すれば、就職や転職市場において重要な、自身の市場価値の向上につながる可能性が十分にあります。現在の仕事において、業務効率化の実現や新しいサービスの創出ができる人材であると認められ、評価が上がることも大いに考えられます。

また、AIは今後もさらなる進化を遂げ、私たちの日常生活により大きな影響をもたらすと予想されます。AIに精通したスキルを身につけて企業の事業活動に寄与することで、社会にも貢献できるようにもなるでしょう。

AIスキルは、将来の選択肢を広げると同時に社会の貢献につながる力であり、それを磨くことは今後のキャリアを一層充実したものにすると言えます。

AIスキルアップに必要なスキルセット

AIスキルは現代社会のさまざまな場面で求められています。自身のキャリアアップや、社会への貢献に興味がある人は、ぜひAIスキルを向上させることをおすすめします。

では、実際にAIスキルを身につけるには、どのようなスキルセットが必要なのでしょうか?

AIスキルは多岐に渡りますが、大きく「AIを作るスキル」と「AIを使うスキル」の2つに分けられます。

AIを作るスキル

AIモデルを開発・構築するには、専門性の高い知識と技術が必要とされます。

  • プログラミング:AI開発の基盤となるプログラミング言語の習得は必須です。特にPythonは、AI開発で広く活用されており、豊富なライブラリやフレームワークを活用できます。
  • 数学・統計:機械学習のアルゴリズムを理解するために、数学と統計の知識は欠かせません。線形代数、微分積分、確率・統計などを学ぶことで、AIへの理解を深めることができます。
  • 機械学習・深層学習:AIの中核技術である機械学習と深層学習の知識は、AIモデル構築に必要不可欠です。例えば、教師あり学習、教師なし学習、強化学習、CNN、RNN、Transformerなどの知識が挙げられます。
  • フレームワーク・ライブラリの活用:TensorFlowやPyTorchなどの深層学習フレームワーク、scikit-learnなどの機械学習ライブラリを使いこなすことで、効率的なAIモデル開発が可能になります。
  • データ処理・分析:AIの学習データは、質と量が重要になります。SQL、Pandas、NumPyなどを用いたデータ処理・分析スキルは、高精度なAIモデル開発に直結します。
  • 問題解決能力:実社会の課題をAIで解決するためには、課題を分析し、最適なAIモデルを設計する能力が求められます。

AIを使うスキル

AIを使いこなすスキルは、専門知識がない方でも、比較的習得しやすいスキルと言えるでしょう。

  • プロンプトエンジニアリング:ChatGPTなどの生成AIを使いこなすには、的確な指示や質問をAIに与えるプロンプトエンジニアリングが重要になります。
  • AIツール活用能力:DALL-E2やMidjourneyのような画像生成AI、ChatGPTのような文章生成AI、DeepL翻訳のような自動翻訳AIなど、さまざまなAIツールを適切に使いこなす能力が求められます。
  • 情報収集・評価力:生成AIは必ずしも正確な情報を出力するとは限りません。情報源を確認するなど、情報を取捨選択し、その信憑性を評価する能力が重要です。
  • 創造性:AIはあくまでもツールです。AIを活用して、今までにない新しいアイデアや表現を生み出す創造性が、AI時代を生き抜く鍵となるでしょう。
  • 倫理観:AIの利用においては、著作権やプライバシー、倫理的な問題を意識する必要があります。AIを責任を持って利用する倫理観が重要になります。

これらのスキルを身につけることで、AIの進化を自身の成長の糧とし、さまざまな可能性を切り拓いていくことができるでしょう。

AIスキルアップのおすすめ方法7選|初心者から上級者まで

ここまでAIスキルアップの重要性や必要なスキルセットについて解説してきましたが、「具体的にどのように身につけたり、高めたりすればいいのか」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

そこで、この章では、おすすめの方法を具体的にご紹介していきます。

学習方法

概要

難易度

費用

書籍で知識を深める

書籍でAIに関する理論や活用方法を学ぶ

初級〜

有料

オンライン講座で学習する

ネット上にある動画講義や教材を通して学ぶ

初級〜

無料〜有料

対面型講座で学ぶ

講師からの直接指導で実践スキルを磨く

中級〜

有料

資格を取得する

資格取得の過程でスキルを体系的に習得

中級〜

有料

実務に挑戦する

AI関連の仕事を通じて実践的なノウハウを習得

中級〜

競技イベントに参加する

ハッカソン・コンペティションに積極的に参加する

上級〜

無料〜有料

オリジナルAIを開発する

自身でテーマを設定してオリジナルAIを開発

上級〜

無料〜有料

書籍で知識を深める

AIスキルを磨きたいときに書籍は大変役立ちます。基礎知識を固めたい初心者の人には、AIや機械学習の基礎を丁寧に解説した入門書がおすすめです。

より実践的なスキルを身につけたい中級者の人には、特定の技術やフレームワークに焦点を当てた専門書や、実際にAI開発を行った経験に基づいた実践的な書籍が役立ちます。

以下に具体例を紹介しますが、さまざまなものが刊行されているので、自分の興味関心に合うものを選んでみましょう。

書籍例

おすすめポイント

難易度

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの丨KADOKAWA

ディープラーニングを取り巻く現状と未来を、技術的な側面だけでなく、歴史や哲学的な観点も交えてわかりやすく解説。AIの全体像を掴むのに最適

初心者向け

Pythonではじめる機械学習丨オライリージャパン

機械学習の主要なアルゴリズムについて、Pythonのコードを交えながら実践的に解説。実際に手を動かしながら学べる

初級〜中級向け

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装丨オライリージャパン

ディープラーニングの基礎理論から実践的な実装までを、Pythonを使って詳細に解説。実際にコードを書きながら、ディープラーニングの仕組みを深く理解できる

中級者向け

深層学習(機械学習プロフェッショナルシリーズ)丨講談社

深層学習の理論を、数式を用いながらもわかりやすく解説。基礎から応用まで網羅的に学べる、深層学習の教科書的な一冊

中級者向け

オンライン講座で学習する

AIスキルアップにおける知識は、オンライン講座で効率的に学ぶこともできます。

オンライン講座を選ぶときは、カリキュラムの内容が自分のレベルや目的に合っているか、講師の経験や実績が豊富か、受講生の評判が良いかなどを参考にすると失敗しにくくなります。

オンライン講座例

おすすめポイント

難易度

AI活用|Schoo

図解や事例豊富で、AIの基礎知識を分かりやすく学べる

初心者向け

Python|Progate

イラスト中心のスライドで、プログラミング未経験者でも楽しくPythonの基礎を習得できる

初心者向け

はじめてのAI|Aidemy

機械学習の基礎を、プログラミングや数学の知識がなくても、動画で学べる

初心者向け

機械学習コース|Udemy

実データを用いた課題に取り組むことで、実践的な機械学習スキルを習得できる

中級者向け

ディープラーニング|Coursera

CNN、RNNなど、主要なディープラーニングアルゴリズムの仕組みを、実践的な演習を通して学べる

中級者向け

対面型講座で学ぶ

対面型の講座は、講師や他の受講生と直接やり取りできるため、疑問点をその場で解決したり、フィードバックを受けながら学習を進められたりできるのがメリットです。実践的なスキルを身につけるための効果的な学習方法と言えます。

講座を選ぶ際には、自分のレベルや習得したいスキルに合ったものを選ぶことが重要です。また、講座の内容だけでなく、講師の経験や実績、講座の評判、教室への通いやすさなども考慮するとよいでしょう。

対面型講座例

おすすめポイント

難易度

生成AIコース丨Progate

画像生成AIやChatGPTなど、生成AIの基礎知識や活用方法を学べる

初心者向け

データサイエンティスト育成講座丨データミックス

統計学の基礎から機械学習の実務応用まで、データサイエンティストに必要なスキルを体系的に学べる

初級〜中級向け

資格を取得する

AI関連の資格を取得することは、スキルアップの証明になるだけでなく、体系的な知識を身につけるうえでも効果的です。自身のスキルレベルや学習目的に合わせて選択しましょう。

資格名

おすすめポイント

難易度

G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL)

AIの基礎知識を網羅的に学べる。AIのビジネス活用の可能性について体系的に理解を深められる

初級者向け

Pythonエンジニア認定基礎試験

AI開発で多く用いられるPythonの基礎を習得できる

初級者向け

統計検定

データ分析の基礎知識を証明できる。AI開発に必要なデータ分析の基礎を固められる

初級者~上級者向け ※級によって異なる

E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER)

実用的なAI開発スキルを証明できる。ディープラーニングの理論を理解し、Python等を用いたコーディングスキルを習得できる

中上級者向け

実務に挑戦する

AIスキルを活かせる職場環境に身を置き、実務を通して経験を積むことは、非常に効果的な学習方法です。座学だけでは得られない実践的なノウハウを習得できます。

方法

内容

AI関連企業への就職

AI開発やデータ分析などを専門に行う企業に就職し、実際のプロジェクトに携わる

社内AIプロジェクトへの参加

所属している企業でAI導入や活用に関わるプロジェクトがあれば、積極的に参加する

インターンシップへの参加

AI関連企業が開催するインターンシップに参加し、短期間で集中的に実務経験を積む

実務経験を通して、教科書では学べない現場特有の課題や解決策を学ぶことができます。また、周囲の経験豊富なエンジニアや研究者から指導やフィードバックを受けることで、より実践的なスキルを身につけられるようにもなります。

競技イベントに参加する

「AIを作るスキル」をより磨きたいときは、ハッカソンやコンペティションに参加するとよいでしょう。ハッカソンやコンペティションは、与えられたテーマや課題に対して、制限時間内にチームでAIシステムを開発し、その成果を競い合うイベントです。

実際に企業が抱える課題をテーマに設定している場合もあり、より実践的な開発スキルを身につけることができます。また、チームで開発を行うため、コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメント能力など、AI開発以外のスキルも習得できます。さらに、ハッカソンやコンペティションは、企業の採用活動の一環として開催されることもあり、優秀な成績を収めると、就職や転職に有利になる可能性があります。

オリジナルAIを開発する

実際に手を動かしてオリジナルのAIを開発するのも、作るスキルを高める有効な方法です。テーマの設定から、データの収集、モデルの構築、評価・改善まで自分ひとりで行うことで、AIを作るスキルを飛躍的に向上させることができます。

また、ある程度形となるものを作れば、独自のポートフォリオを作成できます。ポートフォリオは就職活動や転職活動においても強力なアピール材料になります。

AIスキルアップを成功させるための学習のヒント

ここまでさまざまな学習方法を紹介してきましたが、より効率的にスキルアップするには、いくつかの学習のヒントを押さえることが重要です。

そこで、この章では、AIスキルアップを成功させるための学習のヒントを解説していきます。

目標設定:明確な目標を持つ

AIスキルを身につけるためには、まず、どのような目的でAIを学びたいのかを明確にしましょう。

目標が定まっていないまま学習を進めてしまうと、モチベーションが続かなかったり、遠回りしてしまったりすることがあります。

例えば、以下のように、AIスキルを活かしたい分野や、具体的な仕事内容、目標とするレベルなどを具体的に書き出してみましょう。

目標

具体的な内容

AIエンジニアとして転職する

3年以内にAIエンジニアとして転職し、年収1,000万円を目指す

データ分析スキルを身につけて業務効率化

1年以内にPythonでデータ分析ができるようになり、年間100時間の業務時間削減を目指す

AIを使った新規事業を立ち上げる

5年以内にAIを活用した新規事業を立ち上げ、売上1億円を目指す

目標を明確にすることで、学習意欲が高まり、効率的にスキルアップすることができます。

学習計画:無理のない計画を立てる

AIスキルアップを成功させるには、無理のない学習計画を立てることが重要です。闇雲に学習を進めるのではなく、計画的に取り組むことで、モチベーションを維持し、着実にスキルアップを目指せます。

項目

内容

学習時間

1日30分など、無理なく継続できる時間設定

学習頻度

毎日、週に3日など、自分のペースに合った頻度設定

学習内容

AIの基礎知識、プログラミング言語、機械学習など、段階的に学習する

目標達成レベル

各学習段階で、どのようなレベルまで到達したいかを明確にする

スケジュール調整

仕事やプライベートの予定に合わせて、学習時間の確保や調整を行う

上記はあくまで一例です。ご自身の状況に合わせて、計画を立てましょう。計画は、柔軟に変更することも可能です。焦らずマイペースに、AIスキル習得を目指しましょう。

アウトプット:学んだことをアウトプットする

AIスキルアップにおいて、インプットと同じくらい重要なのがアウトプットです。学んだことをアウトプットすることで、知識の定着を促進し、より深い理解へとつなげることができます。

アウトプットには、次のような方法があります。

方法

説明

ブログ記事の作成

学んだAI技術や活用事例について、ブログ記事にまとめる

Qiitaへの投稿

技術的な内容をまとめ、Qiitaに投稿する

GitHubでのコード公開

作成したAIモデルやプロジェクトのコードをGitHubで公開する

勉強会やセミナーでの発表

学んだことをもとに、資料を作成し、勉強会やセミナーで発表する

アウトプットを継続することで、自身の成長を実感でき、モチベーション維持にもつながります。積極的にアウトプットを行い、AIスキルをより高めていきましょう。

コミュニティ:積極的にコミュニティに参加する

AIスキル習得には、コミュニティへの積極的な参加が大きな力となります。学習のモチベーション維持や疑問解決、最新情報や実践的なノウハウの共有など、多くのメリットがあります。

コミュニティの種類

特徴

オンラインコミュニティ

インターネットを通じて、場所を問わずにつながれる

オフラインコミュニティ

直接会って交流することで、より密な情報交換や人脈形成が可能

勉強会

特定のテーマに沿って、知識やスキルを深める

積極的にコミュニティに参加することで、他の学習者や経験豊富な専門家から刺激を受け、自身の成長につなげることができます。また、将来AI分野で活躍するうえで、貴重な人脈を築く機会にもなります。

まとめ

AI技術の進化は、私たちの社会に大きな変化をもたらしています。AIを使いこなすスキルは、さまざまな分野で求められ、その重要性は今後ますます高まっていくでしょう。

AIを作るスキル、AIを使うスキルなど、さまざまなスキル習得の方法がありますが、重要なのは自分に合った方法で、継続的に学習していくことです。明確な目標を持ち、計画的に学習を進め、学んだことをアウトプットすることで、着実にスキルアップしていくことができます。

この記事で紹介した学習方法などを参考に、ぜひ、あなたに合ったAIスキル習得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。